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大きな流れの一滴
 医者、というのはある種類の精神を指すのではないかと考えている。
古くからある、誰にでもある、大変人間らしい精神。
 薬を出すとか、メスで切るというのは、医者の中身ではなく、外身なの
だろう。恩師の先生に教わった。

 この精神は、一人一人に宿っていると同時に、全世界の医師(あるい
は広く言えば人類)の中に流れ続け、原始時代から今まで貫いているの
だろう。私はこの精神の宿主に過ぎない。大きな流れの中の、一滴なの
だ。

 そのことに、肩の力が抜けるような、まなざしが遠くなるような思い
がする。医療は、「私」というよりは「私達」が行っているのだ。
2010-10-20 13:47 | 医のこと | Comment(0) | Trackback(0)
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